医療ソーシャルメディアの幕開け―医師、患者の会話に聴き耳を!―(1)
公開日時 2010/11/29 00:00
インターネット空間での双方向コミュニケーション、そこから生まれるネットワークや会話が、日本の医療分野でも注目されている。医師と医師、医師と患者、患者と患者――現場の声と声とをつなぐコミュニティサイトなど「ソーシャルメディア」は、欧米ではすでに臨床現場を変える力を持ち始めている。ネット上での“会話”には、ジャンク情報も少なくないと言われるが、未来へのヒントにつながる有益な情報も工夫次第で得られる。編集部が今回行ったスマートフォンやタブレットPCを持つ医師を対象にしたソーシャルメディアに関するアンケート調査、製薬会社、識者への取材から、医療版ソーシャルメディアの可能性をあぶり出す。(沼田佳之、酒田浩、神尾裕)総論ネット上の“会話”製薬企業はどう入る?“ソーシャルメディア”との言葉を耳にしたことが...