エーザイのパリエット 難治性の逆流性食道炎の用法・用量を申請
公開日時 2010/05/07 04:00
エーザイは5月6日、胃潰瘍などに用いるプロトンポンプ阻害剤(PPI)パリエット錠(一般名:ラベプラゾールナトリウム)に、難治性の逆流性食道炎に対する用法・用量として1回10mgか20mgを1日2回投与できるようにする申請を日本で行ったと発表した。
逆流性食道炎は、胃酸が逆流し、食道粘膜にびらんや潰瘍を生じさせる。現行の用法・用量は1日1回10mg(病状によって20mg)を1日1回だが、同社PR部によると、患者の1割くらいは十分な効き目が得られていない。そこで同社は、難治性の逆流性食道炎の患者を対象に、20mg1日1回を対照群に、1回10mgまたは20mgを1日2回投与した際の効果や安全性を二重盲検比較試験を実施し、その結果を申請した。