GE薬協 複数企業・製品の資料請求を一括受付 4月から新システム
公開日時 2010/03/24 04:00
日本ジェネリック製薬協会(JGA)は3月23日、複数の企業・製品に対し品質試験などの資料を請求したり、先発品との差額を計算できたりする「ジェネリック医薬品情報提供システム」を、JGAホームページ上( http://www.jga.gr.jp/ )で4月1日からスタートさせると発表した。資料はウェブ上で申し込み、当該メーカーに請求内容が通知され、半日から数日内にメールか郵送で届く仕組み。これまでは各社ごとに請求しなければならなかった。システムにより迅速な情報提供に役立てたい考えだ。
資料請求一括受け付け機能は、医療関係者向けで、そのほか、関連文献検索機能、どんなGEがあるかを先発名から引ける検索機能、先発品との差額計算機能、各社へのお問い合わせ機能、各社のホームページリンク機能からなる。なお一般向けに、より簡素な差額掲載機能を提供する。
検索できる製品は薬価基準収載の全GEとなるが、資料請求や問い合わせ、ホームページリンクは会員43社に限られる。資料請求できる製品数は、JGAによると5000品目以上。検索できる文献は、国立医薬品食品衛生研究所の「ジェネリック医薬品品質情報検討会」で評価を行っている文献、学会報告など200以上で、文献概要とその文献の指摘に対する「評価と対応」などを提供する。
システム説明会に出席した日本病院薬剤師会の堀内龍也会長は、製品比較をするために各社が提供する情報フォーマットを標準化してほしいと要望した。