先ごろワイスとの統合後初めて最新開発パイプライン133件を発表した米ファイザーだが、同社は「Invest to Win領域」と新たに定めた6領域以外に、感染症領域と呼吸器・アレルギー領域を重視している。
同社ファーマセラピューティックス研究開発グループの責任者であるマーティン・マッケイ氏は「コア領域に100%の投資を行うことは、我々から多くの柔軟性と新たな科学技術習得の機会を奪ってしまう。これが現在コア領域と非コア領域の比率を約7:3としている理由」と説明。また、同社バイオ・セラピューティックス研究開発グループ責任者のミカエル・ドルセテン氏はこの2領域について「良い薬剤候補があり、なおかつ我々が競争力をもつ分野」と評している。
現在の133件のうち感染症領域の開発パイプラインは11件、呼吸器・アレルギー領域は10件で、重点6領域以外の開発パイプラインの中でこの2領域が占める割合は過半数となっている。