米Dicerna Pharmaceuticals(本社・マサチューセッツ州ウォータータウン)は、このほど協和発酵キリンと、がん領域でのDsiRNA医薬品とドラッグ・デリバリー・システムの研究開発・商業化に向けた研究協力・ライセンス契約を締結した。
これにより、Dicerna社は、協和発酵キリンから研究開発費も含む400万ドルのアップフロント・フィーの提供を受ける。また、1標的分子当たりの研究開発と商業化に対する独占権として最大1億2000万ドルのマイルストーン・フィーの提供を受けることができる。研究協力の進展次第では同様の条件で10標的分子まで契約範囲を広げることが可能としている。
この研究協力の成果として製品の市販にこぎつけた場合、Dicerna社は協和発酵キリンからロイヤリティーの支払いを受ける。