特集 がん治療患者時代の幕開け
公開日時 2009/11/29 00:00
がん患者と学会が協働で議論国内学会で初の試み日本癌治療学会学術集会が実施患者主体の医療が叫ばれる中、国内学会では初の試みとなった学会と患者がともに協働してがん医療改革に向けて議論をするシンポジウムが、10月22~24日まで開催された第47回日本癌治療学会学術集会で開かれた。近年のがんへの関心の高まりを反映するかのように7000人という過去最高の参加者を得た今学会では、がん患者・支援団体に対するスカラーシップ、ペイシャントアドボケートラウンジの設置、がん患者・支援者を受け入れるプログラムなど国内初のイベントが目白押しで、がん医療の変革を予感させる内容となった。(小沼紀子)◆開かれた学会への第一歩に「06年に米国臨床腫瘍学会(ASCO)に参加した際、ペイシェントアドボカシー(患者支援)のセッショ...