大日本住友 米国企業買収で生き残り ほか
公開日時 2009/09/29 00:00
大日本住友米国企業買収で生き残り命運左右する統合失調症薬「ルラシドン」を自社販売へ中枢神経領域などに特化した米国製薬企業セプラコール社を買収する大日本住友製薬。買収予定額は約2500億円と大日本住友の年間売上に匹敵する。塩野義製薬に続く今回の国内準大手クラスによる米国企業の買収は、有利子負債を抱えてでも、高収益を得られる米国自販体制を早期に確立するのが目的だ。日本市場だけのビジネスでは早晩、現在の収益すら維持できなくなるとの危機感が広がっている。(神尾裕)海外売上高比率が4割を超す国内大手の多くは、1980年代~90年代に米国自販体制を構築してきた。しかし、米国進出方法は▽米国系企業と合弁会社設立(武田薬品、旧三共)▽自社で販売体制を一から構築(エーザイ、旧山之内製薬、旧第一製薬)▽米国企業...