厚労省 HIV予防で「新宿2丁目」にゲイ・センター
公開日時 2003/08/19 23:00
厚生労働省は8月19日、同性愛者のHIV感染予防のための啓発センター「akta」
を、東京・新宿区2‐15に設置すると発表した。毎日午後4時から10時までオ
ープン。パンフレット設置やコミュニティの場としての活用のほか、コンドー
ム配布などの活動を行う。今年度予算で、エイズ予防財団、NGOの協力を受け
る。
センターの名称は「漂うもの」を意味する「芥」から取った。「新宿2丁目」
は「ゲイ、バイセクシャル男性が集う場所」とされ、こうした客を見込んだ風
俗営業店などが多いことから決めた。同省によると、02年報告された新たな感
染者は922人でうち413人(44.8%)が同性間性的接触によるもの。避妊の必要
がないことからコンドームを使用せず、そのため感染の危険が高いという。