「4〜5年後には処方する」医師が8割
公開日時 2007/08/31 00:00
シノベイトは今年3月、「抗がん剤のジェネリック医薬品(GE)およびがんの治療実態調査(Ⅲ)」を実施した。がん領域は治療成績が患者の生死を左右することもあって、先発品からGEへの切り替えには慎重といわれる。しかし、調査結果からは先発品メーカーの市場参入で医師の認識に変化が出始めていることが分かった。全国の高度専門医療機関、大学病院、がんセンター、200床以上の一般病院等に勤務する約2万人の医師を対象に調査票を送付し、1628人から回答を得た。現状では7割が未処方GEに対しては様々な懸念が指摘されるが、その内容を先発品企業と後発品企業に分けて聞いたのが図1。両者の間で最も顕著に差が表れたのは情報提供で、後発品企業に対しては86%の医師が懸念を示す半面、先発品企業には61%が不安を感じていなかった...