外来管理加算「5分」のインパクト
公開日時 2008/03/31 00:00
医師「技術料」の認識を明確化4月から実施される診療報酬改定は結局、再診料の引き下げは見送られた。しかし、診療所では外来管理加算(52点)の算定要件が厳しくなり、診療所外来には一定の患者数規制がかかったとみる向きが多い。例の「5分診察ルール」の導入だ。1人の患者の診察時間に5分という時間の目安を設定した、この外来管理加算ルール。地域医療機関の外来機能を再評価するという声もあれば、実質的には「再診料プラス外来管理加算」という運用からみれば、実際には診療所点数の引き下げだとの厳しい評価も強い。前者は特に診療所の外来機能に関して、「コミュニケーション重視の技術料としての明確化」とみる考え方、後者は点数引き下げという手法をとらず、実際には1時間あたり患者数を12人に制限し、外来管理加算での収入を約60...