MSD キイトルーダ、頭頸部がん周術期治療の適応追加を承認申請
公開日時 2025/03/25 04:50
MSDは3月21日、がん免疫療法薬の抗PD-1抗体・キイトルーダ点滴静注について、切除可能な局所進行頭頸部扁平上皮がんに対する周術期治療に係る適応追加を一変申請したと発表した。今回の申請は、III期またはIVA期の切除可能な局所進行頭頸部扁平上皮がんを対象とした国際共同無作為化非盲検第3相試験であるKEYNOTE-689試験のデータに基づく。
キイトルーダは現在、頭頸部がんに関し、「再発又は遠隔転移を有する頭頸部がん」の適応で承認されている。
頭頸部がんは咽頭、喉頭、鼻、副鼻腔、口腔の内部や周辺に発生するがんで、そのほとんどは扁平上皮がん。国内の頭頸部がんに関しては、口腔・咽頭がんおよび喉頭がんでは2020年に約2万7000人が罹患し、23年に年間9000人以上が亡くなっている。