処方動態分析を応用してシェア予測モデルを構築する
公開日時 2011/09/29 00:00
アイ・エム・エス・ジャパン株式会社コンサルティング&サービスプリンシパル上沢仁処方動態分析とは、各処方を「新規処方」「切替処方」「追加処方」「継続処方」に分類して深堀りする分析手法であり、調剤レセプトデータを活用した分析群の中でも有効性が最も高いものの1つである。今回は、処方動態分析の基本的手法と、その応用として、シェア予測モデルを構築する手法をご紹介したい。処方動態分析の基本:NBRx=新規処方+切替処方+追加処方処方動態分析では、処方全体をNew-to-Brand処方(NBRx)と継続処方の2つに大別し、さらにNBRxは新規処方・切替処方・追加処方に細分化される(図1)。ある製品のNBRx数は「その製品を新たに使いはじめた患者数」を意味し、ある薬効市場における全製品合計のNBRxとは「そ...