米シオノギ・ファーマ・インクが営業人員半減へ 大規模なリストラ方針
公開日時 2010/09/22 04:00
塩野義製薬はアメリカの子会社・シオノギ・ファーマ・インク(旧サイエル・ファーマ、本社・ジョージア州アトランタ)の営業人員約700人を350人体制と半減する大規模なリストラを行う方針だ。
今回のリストラは、旧サイエル・ファーマの主力品であるカルシウム拮抗系降圧薬スラール(一般名・ニソルジピン)がジェネリックとの激しい競争に曝されていることや、同じく旧サイエル社の血清脂質異常症治療薬フェノグライド(一般名・フェノフィブラート)の今期第1四半期の売上高が前年同期比14%減の1億9200万ドルに落ち込むなど苦戦を強いられていることなどが原因。
塩野義製薬は08年10月に約14億2400万ドルでサイエル・ファーマ社を買収したが、2010年2月に同社をシオノギ・ファーマ・インクに社名変更している。