あすか製薬 LF111を国内製造販売承認申請 避妊症適応で
公開日時 2024/06/26 04:49
あすか製薬は6月24日、LF111(開発コード、一般名:ドロスピレノン)について、避妊症の適応で製造販売承認申請を行った。避妊を希望する日本人女性を対象とした国内第 3 相臨床試験で主要評価項目である全般パール指数を達成し、有効性が確認されたことを踏まえたもの。同日、親会社のあすか製薬ホールディングスが発表した。
現行用いられている避妊薬は、合成エストロゲンとプロゲスチンの 2 種類の女性ホルモンが含有された混合型経口避妊薬だが、LF111は、ドロスピレノンを成分とするプロゲスチンのみの経口避妊薬。静脈血栓塞栓症のリスクが低いとされており、世界保健機関のガイドラインでは、喫煙者や肥満、高血圧、弁膜症の女性又は深部静脈血栓症・肺塞栓症の既往を有する人には高い推奨度とされている。
同社は2020年1月に、スペインのInsud Pharma社からLF111の日本と韓国における独占的な開発販売権を取得していた。