全身性エリテマトーデス
公開日時 2010/07/29 00:00
スタートラインに立った生物製剤の開発抗BAFF抗体で初めて有用性を実証慶応義塾大学医学部内科学教室リウマチ内科竹内勤教授関節リウマチ(RA)の治療が飛躍的な進歩を遂げる一方で、同じ自己免疫疾患でありながら依然としてステロイド療法が中心となっている全身性エリテマトーデス(SLE)。その病態の複雑さから、これまで数々の生物学的製剤の臨床試験が失敗に終わってきた経緯があるが、国内では抗IFNα抗体のフェーズ2が開始されたほか、昨年11月に完全ヒト型BAFF抗体「ベリムマブ」のフェーズ3の結果が発表され、生物製剤として初めてSLEに対する有効性が示された。このBAFFを標的とする抗体が、新たなSLE治療を切り拓くことになるのか。慶応義塾大学医学部内科学教室リウマチ内科の竹内勤教授に話を伺った。-SL...