経営悪化で夏の賞与を引き下げる病院多数
医労連から見た医療従事者への影響
公開日時 2020/08/31 00:00
「次」を見据えて人重視の政策に切り替える時新型コロナウイルス感染症(CIVID-19)の拡大は、多くの医療機関の経営に深刻なダメージをもたらしているが、それに伴い、COVID-19対策の最前線で奮闘する医療従事者の生活にしわ寄せが出始めている。日本医療労働組合連合会(日本医労連)の調査によると、加盟組合の3分の1以上で夏の一時金が前年に比べて引き下げられた。7月に入って感染が再び広がりをみせるなか、何らかの有効な手だてが講じられなければ、医療従事者のモチベーション低下、ひいては離職等にもつながりかねない。COVID-19感染拡大によって医療現場で起きている変化や、今後の医療提供体制のあり方などについて、日本医労連書記長の森田進氏に聞いた。(富井和司)コストの半分を占める人件費収入減でメス入れ...