小野薬品 16年度第1四半期 オプジーボは売上252億円、前年同期から238億円増収
公開日時 2016/08/03 03:51
小野薬品は8月2日、2016年度第1四半期(4~6月)決算を発表し、がん免疫チェックポイント阻害薬オプジーボ点滴静注は売上252億円、前年同期から17倍となった。金額ベースでは前年同期から238億円の増収となる。同社連結売上は587億円のため、オプジーボの売上が全体の4割超を占めることになる。
オプジーボは15年12月に進行・再発の非小細胞肺がんの適応を追加し、売上が急拡大している。それまでは根治切除不能な悪性黒色腫の適応のみだった。オプジーボの16年度通期の売上計画は1260億円で、前年同期から1048億円の増収を見込む。
16年度第1四半期の連結業績は売上587億5700万円(前年同期比64.6%増)、営業利益172億4400万円(47.7%増)、親会社帰属純利益136億8000万円(44.7%増)――の大幅な増収増益だった。オプジーボの急拡大が理由。通期計画は売上2590億円(61.6%増)、営業利益725億円(137.6%増)、親会社帰属純利益558億円(123.4%増)――と設定している。