【World Topics】生ジュースに大型投資?!
公開日時 2016/04/25 03:50
シリコンバレーは生ジュース・ブームである。もちろん厳選された材料だけで作る高級生ジュースで、デトックス、エネルギー・チャージ、ダイエットなど、目的別に 組み合わせた様々なジュースに、材料や効能の解説と飲み方ガイドの付いたパッケージも大人気。1本約500ml のジュースを1日に6本程度目的別に組み合わせた3~5日のコースが一般的だ。サンフランシスコ市内には、早朝搾りたての生ジュースを戸口まで運んでくれるサービスもある。ブームに乗ってWhole Foodsなどの高級スーパーでも搾りたてジュース(もちろんローカル銘柄)が棚に並ぶようになった。(医療ジャーナリスト 西村由美子)
生ジュースをめぐる最新の話題は、グーグルベンチャー、クライナー・パーキンス、キャンベル・スープなどから150ミリオン・ドルを超える大型投資を集めたスタートアップJuiceraのファウンダー Doug Evansである。
https://www.crunchbase.com/organization/juicero#/entity
生食ベジタリアンのDoug Evansは自分自身の厳しいダイエット基準にかなう“本当の”生ジュースが作れるジューサーと、そのジューサーに入れて8000ポンドの圧力をかけて絞るジュース材料のパッケージを開発した。
グラス1杯のジュースを作るには、パッケージ1包をジューサーに入れて蓋を閉めてボタンを押すだけ。パッケージは現在5種類で1つ4~10ドル。ジューサーは1機700ドルである。
シリコンバレーの健康志向高級生ジュース・ブームは果たしてこの大型投資に見合ったビジネスになるか?熱い視線が集まっている。