2013-14年「医薬品流通7大潮流」を読み解く
公開日時 2013/12/27 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児●医薬品流通に大変革時代の予兆…財政逼迫・医薬品多様化・担い手変化●未妥結最多も乖離率0.2ポイント圧縮!米欧流通大合併、狙いは世界市場医薬品流通は大変革時代を迎える予兆が各所に立ちのぼる。12年度改定薬価への卸価格交渉が難航、13年9月の薬価調査時で26.5%が未妥結だった。背景には医療財政逼迫、調剤薬局チェーン伸長、卸自立経営の自覚、医薬品カテゴリーの多様化、消費税改定などの諸問題がある。乖離率は若干回復、卸決算もトンネルの出口が近づいた。卸は特殊薬流通体制を整備、政府はネット通販への道を開いたが、新規参入組がなだれ込む。狙いは処方薬だ。米欧流通大手は連携し世界市場に乗り出す。変革時代の重大潮流を考える。1.過去最高の未妥結に中医協反発乖離率は...