特殊薬対応で大手卸取組み強化、メーカーはチャネル絞り込みも…ポイントは病院・医療関係者との流通管理 連携
公開日時 2013/11/30 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児●スズケン専業卸設立で特化先行、アルフレッサ高度温度管理ネットで追走●メディセオメーカー・ベンチャーへ開発投資やAR起用など多角的展開新薬創出等加算制度の定着が進むなか、新薬の中核的存在になりつつある難病薬、希少疾病用薬などへの格段の流通品質が要求される。卸各社は特に配慮が必要な医薬品を特殊薬(SpecialtyPharmacy)とし、専門卸会社を設立したり、多角的体制整備を進める。しかし卸各社の特殊薬の定義や対応は各様で、患者を含めた関係者のニーズを模索している段階だ。さらにこの潮流には、卸のフルライン体制の崩壊、カテゴリー管理の確立等の変革要因も内包する。メーカー2社Gと大手卸3社を取材し、課題を探った。オーファン、日本は患者5万人内300品目...