調剤併設ドラッグストアは面と健康商品品揃えの強み 本来的「かかりつけ薬剤師・薬局」へ主導権発揮か
公開日時 2016/05/31 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児●OTCは規制緩和の効なく低迷、化粧品・調剤型専門性指向と食品型安売り指向へ活路●ドラッグ調剤普及なら、OTC・化粧品対応のメディパルHD・アルフレッサHDに芽?16年度診療報酬改定で調剤薬局の使命が明確化され、「門前」から「かかりつけ」へ、そして「地域」へと、「患者のための薬局ビジョン」を謳う。門前展開をしてきた大手チェーン薬局は特定医療機関への高い集中率で調剤基本料の減算を受け、「かかりつけ薬剤師・薬局」対応で復活を期す。調剤併設で力を増したドラッグストアはどうか。本来的に街中の面展開であり、OTCや介護用品も豊富に品揃えし、厚労省推奨の「かかりつけ薬局」には好ポジションにある。ドラッグ業界は伸び悩みと言われながら、大手の成長はとまらず増収増益...