協和キリン 希望退職者に296人応募
公開日時 2019/04/11 03:50
協和発酵キリンは４月10日、希望退職者の募集に296人が応募したと発表した。６月末に退職する。MRなど職種別内訳は開示していない。応募者数は同社単体従業員数（3918人：2018年12月末）の7.6％にあたる。同社が希望退職者の募集を行ったのは初めて。
希望退職は、事業再構築を進めてきた生産本部を除き、４月１日時点で45歳以上かつ勤続5年以上の約1500人の社員を対象に、募集人員を定めずに３月11日～28日まで行った。応募者に支給する特別退職金、再就職支援費用の約51億円は、2019年12月期第１四半期決算で「その他の費用」に計上予定。通期予想は一定程度折り込んでいたため変更しない。
希望退職者の募集を行ったことについて宮本昌志社長は２月の会見で、MR数の削減が目的ではないとし、国内市場環境がさらに厳しくなることを見据え、今後のグローバル体制への転換と国内事業基盤強化のためだと説明している。