アリセプト後発品に「レビー小体型認知症」の適応追加承認
公開日時 2019/03/28 03:50
アルツハイマー型認知症治療薬アリセプト(一般名:ドネペジル塩酸塩)の後発医薬品に「レビー小体型認知症」の適応を追加する承認が3月27日にあった。この日、第一三共エスファ、沢井製薬、東和薬品の3社が発表したが、これに先立つ13日にも日本ケミファ、MeijiSeikaファルマが追加承認取得を発表している。PMDAの添付文書情報によると、これら5社含む14社(製造販売元)の製品が同様の追加承認を得ている。
追加されたのは「レビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制」の効能・効果と用法・用量。レビー小体型認知症には、進行性の認知機能障害のほか、幻視やパーキンソニズム(体のこわばりなど)など特有の症状がある。認知症全体では、約半数のアルツハイマー型に次いで多く、約2割を占めるとの報告もある。この適応症は、先発品アリセプト(エーザイ)が2014年9月に世界で最初に承認を取得した。
「レビー小体型認知症」の適応を持つ後発品の製造販売元は次のとおり。日本ケミファ、MeijiSeikaファルマ、日本薬品工業、共和薬品工業、寿製薬、ニプロ、ニプロESファーマ、沢井製薬、日医工、シオノケミカル、東和薬品、日新製薬、第一三共エスファ、陽進堂。(PMDAの添付文書情報 27日18時30分時点)