持田、あゆみ 国内初のエンブレルのバイオシミラーを新発売
公開日時 2018/05/31 03:51
持田製薬とあゆみ製薬は5月30日、国内初となる関節リウマチなどに用いるエンブレルのバイオシミラーを同日に新発売したと発表した。持田が製造販売元で、持田があゆみに製品供給して、あゆみが販売及びプロモーション活動を行う。
製品名及び規格は、エタネルセプトBS皮下注用10mg「MA」、同皮下注用25mg「MA」、同皮下注25mgシリンジ0.5mL「MA」、同皮下注50mgシリンジ1.0mL「MA」、同皮下注50ペン1.0mL「MA」――の5規格で、いずれも在宅自己注射ができる。各製品の薬価は先発品薬価の57~58%。両社は25mgペンの剤形追加について開発中としている。
効能・効果は先発品と同じく、全規格で「既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)」を持ち、さらに同皮下注用10mg「MA」と同皮下注用25mg「MA」は「既存治療で効果不十分な多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎」も持つ。
同バイオシミラーは持田が韓国・LG Chem 社との提携契約のもとに国内開発した。そして、持田はリウマチや整形外科領域のスペシャリティファーマのあゆみと国内販売に関する提携契約を締結し、あゆみに販売・プロモーション活動を任せることにした。