AZ SGLT2阻害薬フォシーガ、1型糖尿病の適応追加申請
公開日時 2018/05/22 03:50
アストラゼネカ(AZ)は5月21日、2型糖尿病治療薬として販売されているSGLT2阻害薬フォシーガ(一般名:ダパグリフロジン)について、成人の1型糖尿病に対するインスリン療法への補助治療としての適応を追加する承認申請を日本で行ったと発表した。
同剤はSGLT2 を選択的に阻害することでブドウ糖の再取り込みを抑制し、血糖値を下げる作用を持つ。血糖コントロールが不十分な1型糖尿病患者を対象に行った治験では、プラセボ群と比較し、フォシーガ群では24週、52週の時点でHbA1c値、インスリンの1日総投与量について「統計学的に有意かつ臨床的に意義のあるベースラインからの低下を示した」としている。同剤はAZと小野薬品が共同販促している。
SGLT2阻害薬の1型糖尿病適応の追加についてはアステラス製薬が1月、スーグラ錠(一般名:イプラグリフロジン L-プロリン)で承認申請を行っている。