CSLベーリング 組織接着剤タコシールの鏡視下手術用を発売 円筒状の製剤
公開日時 2018/04/09 03:50
CSLベーリングは4月6日、手術時の組織接着・閉鎖に用いるタコシール組織接着用シート」に、腹腔鏡など鏡視下手術に適した円筒状のロールタイプ製剤を9日から販売すると発表した。活性成分が外側にあり、内径10mm以上の内視鏡や手術器具を挿入する手術器具にそのまま挿入することが可能で、鏡視下手術時の組織の接着・閉鎖向けに開発したもの。ロールタイプは日本で初めてという。
タコシールは、スポンジ状のコラーゲン・シートを支持体とし、有効成分であるヒトフィブリノゲン及びヒト由来のトロンビン画分を固着させたシート状生物学的組織接着・閉鎖剤、乾燥状態のままか生理食塩液でわずかに濡らした後、組織、臓器の創傷部位に貼付することで組織を接着・閉鎖する。のちに体内に吸収される。