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旭化成ファーマ 抗リウマチ薬ケブザラ皮下注を新発売 製造販売元サノフィと共同販促

公開日時 2018/02/06 03:52

旭化成ファーマは2月5日、関節リウマチ治療薬ケブザラ皮下注150mgシリンジ、同皮下注200mgシリンジ(一般名:サリルマブ(遺伝子組換え))を同日に新発売したと発表した。既存治療で効果不十分な場合に用いる。

ケブザラはインターロイキン6(IL-6)受容体に対するヒト型モノクローナル抗体で、関節滑膜での炎症に重要な役割を果たしていると考えられているIL-6の作用を抑制する。IL-6を標的とする抗リウマチ薬は、アクテムラ皮下注に続く2剤目となる。

ケブザラの製造販売元のサノフィはこれまでに、旭化成ファーマと販売に関するライセンス契約を締結。これにより、サノフィと米リジェネロンが製造して、旭化成ファーマが流通・販売を担当し、サノフィと旭化成ファーマが共同販促する。サノフィは免疫領域に基盤を持ち、旭化成ファーマは整形外科領域を得意とする。サノフィは、ケブザラを両社の強みをいかして展開した方が、より多くのリウマチ患者に同剤が届けられると判断した。

ケブザラは1回200mgを2週間隔で皮下投与して用いるが、患者の状態により1回150mgを投与することができる。薬価は150mg1.14mL1筒 4万5467円、200mg1.14mL1筒 6万329円で、1日薬価は4309円。中医協資料によると、ピーク時売上は10年後に188億円。

関節リウマチは痛みや腫れを伴う自己免疫の異常による慢性の全身性炎症性疾患。国内患者数は70万人以上とされる。現在はメトトレキサートや生物学的製剤での早期の寛解導入を目指す治療が行われているが、既存治療では十分な効果が得られないケースもあり、新たな治療選択肢が必要とされている。

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