ノバルティス 免疫抑制剤サーティカンで「肝移植における拒絶反応の抑制」の効能追加申請
公開日時 2017/05/15 03:50
ノバルティス ファーマはこのほど、免疫抑制剤サーティカン錠」(一般名:エベロリムス)の効能・効果に「肝移植における拒絶反応の抑制」を追加する承認申請を行ったと発表した。申請日は4月27日付け。
肝移植後の拒絶反応を抑制するための標準療法は、副腎皮質ステロイドの併用または非併用下でカルシニューリン阻害薬(CNI)を投与する免疫抑制療法だが、CNIと作用機序が異なるサーティカンを併用することで、拒絶反応を増加させることなくCNIの投与量を減量させることが期待できるとしている。また、結果としてCNIに特有の腎障害等の副作用の軽減が期待できるという。