鳥居 アレルゲン免疫療法薬・ミティキュアダニ舌下錠で小児適応追加申請
公開日時 2017/03/27 03:50
鳥居薬品は3月24日、アレルゲン免疫療法薬であるミティキュアダニ舌下錠に小児適応を追加する承認申請を行ったと発表した。
同剤は2015年12月から販売、現在12歳以上の患者が対象だが、室内塵ダニは幼小児期に発症するアレルギー疾患と深く関係しているといわれ、低年齢からの治療開始が重要との多くの意見が臨床から上がっていたという。それを受け同社は、15年から5~17歳の室内塵ダニアレルギー性鼻炎患者を対象に治験を実施していた。
アレルゲン免疫療法とは、アレルギー疾患の原因である「アレルゲン」を少量から投与することで体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を治したり、長期にわたって症状を抑える可能性のある治療法という。室内塵ダニアレルギー性鼻炎は、室内塵ダニに対するアレルギーが原因となって、くしゃみ、鼻漏、鼻閉、そう痒感などの症状が発現する疾患。