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新薬ニーズ 認知症薬がトップ 薬剤以外の治療法のニーズ、腰痛症など整形外科疾患多く

公開日時 2016/11/24 03:50

マーケティングリサーチサービスを展開する社会情報サービス(以下、SSRI)とエムスリーはこのほど、医師が登場を求める新薬のトップが認知症治療薬だったとの調査結果を発表した。また、今回初めて薬剤以外の治療法で登場を求める疾患も聞いたところ、トップが腰痛症となるなど整形外科関連の疾患が多く、SSRIは「患者QOLに影響する疾患が上位にある」としている。なお、季節性アレルギーは、新薬ニーズの第2位、薬剤以外の治療法のニーズで第4位とともに期待値が高く、SSRIは「アンメットニーズ上位疾患である」としている。

文末の関連ファイルに、「新薬ニーズ」「薬剤以外の治療法のニーズ」に関する資料を掲載しました(11月24日のみ無料公開、その後はプレミア会員限定コンテンツになります)。

今回の分析は、エムスリーの医師会員約2万人を対象に382疾患について診療患者数などを調査したデータベース「PatientsMap2016日本版」をもとにしたもの。このデータベースは毎年アップデートしている。

新薬の登場を求める上位10疾患は、1位が認知症(要望割合15.77%)、2位が季節性アレルギー性鼻炎・花粉症(14.74%)、3位がアルツハイマー型認知症(14.37%)、4位が通年性アレルギー性鼻炎(13.02%)、5位が糖尿病(12.38%)、6位が敗血症(11.88%)、7位がスギ花粉症(11.78%)、8位が高血圧症(11.25%)、9位が2型糖尿病(10.57%)、10位が気管支喘息(9.52%)――。

薬剤以外の治療法の登場要望では、1位が腰痛症(6.23%)、2位が腰部脊柱管狭窄症(5.56%)、3位が変形性関節症(5.25%)、4位が季節性アレルギー性鼻炎・花粉症(4.55%)、5位が膝関節(4.52%)――などとなった。

■診察医師ベース 新薬要望トップは網膜色素変性症

次に、新薬や薬剤以外の治療法の要望状況について、当該疾患の診察患者がいると回答した医師(以下、診療医師)を有効回答として分析してみると、いずれも希少疾患が上位を占める結果になった。

診療医師ベースでの新薬の登場を求める上位疾患は、1位が網膜色素変性症(診察医師数505人、要望率71.5%)、2位が球脊髄性筋萎縮症(169人、71.0%)、3位が黄斑ジストロフィー(109人、70.6%)、4位が移植片対宿主病(266人、67.3%)、5位が視神経脊髄炎(199人、64.3%)――。薬剤以外の治療法では、1位が脊髄損傷(940人、43.0%)、2位が胆道閉鎖症(109人、38.5%)、3位が両大血管右室起始症(131人、32.8%)、4位が特発性大腿骨頭壊死症(194人、32.5%)、5位が短腸症候群(231人、31.2%)――となった。

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