調剤報酬改定・地域包括ケア推進で「かかりつけ薬剤師・薬局」の使命明確化
公開日時 2016/04/30 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児●患者と契約・処方情報集約、多重投与・残薬管理、医師と調整拡大、後発薬使用促進●門前大手「調剤基本1」不可店は「かかりつけ」指向、診療所隣接店は広域処方獲得へ逆風の大手門前薬局、減算ライン拡大「かかりつけ薬剤師・薬局」には厳格要件患者中心業務への転換として、「かかりつけ薬剤師」指導料が加算されるが、要件は患者との契約で成立、患者の全服薬情報の把握、薬学管理、処方内容のチェック、医師への疑義紹介・副作用のフィードバック・処方提案・患者の疾患名や検査値の共有、24時間相談、在宅訪問による残薬解消などが並ぶ。さらに学会等で研修を積み、最新医薬品情報を収集、認定試験も加わる。地域包括ケアシステムでは薬局や薬剤師の存在は影が薄かったが、今後は必須との存在感が...