ジーンテクノと持田 がん領域のバイオシミラーで業務提携交渉
公開日時 2015/08/17 03:50
バイオベンチャーのジーンテクノサイエンス(北海道札幌市)はこのほど、同社が開発するがん治療領域のバイオシミラー(バイオ後続品)について、共同開発・販売を行う業務提携に向けた独占交渉権を持田製薬に与える基本合意書を締結したと発表した。今後、両社の役割、費用分担などを詰め、2016年内の契約締結を目指す。
8月11日に発表されたもの。ジーンテクノはG-CSFのフィルグラスチムのバイオシミラーの原薬を開発、製造している実績がある。バイオシミラー事業を戦略展開する方針の持田は、提携することで同事業を加速することができる。
持田は13年5月にフィルグラスチムのバイオシミラーを発売している。また、韓国LG Life Sciences(LGLS)社から導入した関節リウマチに用いるエタネルセプトのバイオシミラーを開発中て、現在フェーズ3。LGLS社とは14年10月に生物学的製剤アダリムマブのバイオシミラーについても、国内での独占的開発・販売権を取得する契約を締結している。