第一三共 医師らへの12年度支払総額は約366億円 対売上8.2％
公開日時 2013/09/02 03:50
第一三共は８月30日、医師らへの資金提供内容を公開する透明性ガイドラインに基づき、2012年度（12年４月～13年３月）の支払い実績を同社ホームページ上で公開した。支払総額は約366億円で、同社の12年度国内医療用薬売上高（日本カンパニー分）の4425億円の約8.3％にあたる。これまで公開されている会社の５～６％台と比べると高い割合だった。
自社製品などに関する医療従事者に対する説明会や講演会に要した「情報提供関連費」は約80億円。これまで公開している会社の中ではノバルティス（約99億円）、ファイザー（約88億円）、MSD（約86億円）、武田薬品（約83億円）に次ぐ規模であった。支払総額に占める割合では、約２割と、これまで公開している国内メーカーと比べると低めだった。
12年度国内医療用薬売上高4425億円（日本カンパニー分）
支払総額366億3062万5962円
対売上高8.3％
Ａ．研究費開発費等 合計227億9352万2948円
共同研究費 ７億1330万8569円
委託研究費 23億6887万7343円
臨床試験費 166億0074万3919円
製造販売後臨床試験費 ８億9004万6375円
副作用・感染症症例報告費 ４億0989万9567円
製造販売後調査費 18億1064万7175円
Ｂ．学術研究助成費 合計32億4254万8188円
奨学寄附金 22億2966万5100円
一般寄附金 ４億9223万1000円
学会寄附金 １億3563万0901円
学会共催費 ３億8502万1187円
Ｃ．講師謝金等 合計17億4571万6238円
講師謝金 16億0903万4447円
原稿執筆料・監修料 5435万0653円
コンサルティング等業務委託費 8233万1138円
Ｄ．情報提供関連費 合計80億3059万0595円
講演会費 49億5864万8278円（１万0488件）
説明会費 19億7298万0303円（７万4919件）
医学・薬学関連文献等提供費 10億9896万2014円
Ｅ．その他の費用
接遇等費用 ８億1824億7993円