メディセオ 配送車に超小型電動モビリティ 東京都内で活用へ
公開日時 2013/07/05 05:01
メディパルホールディングスは7月4日、子会社で医薬品卸のメディセオが、配送車として超小型電動モビリティ「コムス」を、カーリースの住友三井オートサービスからリースし、本格活用することになったと発表した。医療施設が密集する東京都中央区や港区などをカバーする物流拠点「東京中央FLC」(6日竣工予定)に15台を配置する。環境への配慮とともに、比較的少量の医薬品のきめ細かな配送を実現したい考え。
コムスの導入は医薬品卸では初めて。医薬品を運べる車体後部にカギ付きのデリバリーボックスを備え、10L規模のコンテナを10個ほど積載できる。温度管理はコンテナの方できるようになっているという。
本格導入にあたりメディセオは、試験的に導入し確実で安定的な配送方法を検討。東京FLCの約6kmの商圏と発注量などを勘案し、15台を導入し、東京中央FLCの稼働予定の9月から活用することにした。比較的少量の納品に活用し、納品量によって軽自動車やバイクと使い分ける。
コムスは、走行距離が1回の充電で50km程度であることから、医療施設が密集している大都市圏の近距離配送に向いていそうだが、他の地域への導入は検討中という。
コムスはトヨタ車体が開発した。普通免許で運転できる。