大病院の6割で未承認薬使用
公開日時 2009/02/28 00:00
大病院の6割で未承認薬使用厚労省調査、抗がん剤や難治性疾患薬で厚生労働省がまとめたアンケート調査によると、300床以上の大規模医療機関の6割が未承認薬を使用していることがわかった。未承認薬の使用者は4200人強、1件当たり約250万円の費用がかかっているという。がんや難治性疾患の治療薬がそのほとんどだ。厚生労働省がまとめた「国内における未承認医薬品の使用状況の調査」によると、300床以上の医療機関の6割で個人輸入による未承認薬を使用しているとの結果が示された。未承認薬の入手方法には治験外提供や治験後の継続提供もあるが、全体の8割が個人輸入だった。同調査は、重篤な疾病で代替治療法がない場合などに限りメーカーによる未承認薬の製造・輸入・販売の禁止を解除する「コンパッショネート・ユース制度」の導入...