注目集めるオバマ大統領の医療政策
公開日時 2009/03/31 00:00
1月20日、未曽有の危機に直面するアメリカでオバマ氏が第44代大統領に就任し、8年ぶりの民主党政権が成立しました。経済復興策がなによりも最優先されるべきことは議論の余地のない状況ですが、先の民主党政権のクリントン大統領の医療改革キャンペーンが記憶に新しいこともあり、オバマ大統領の医療政策に各方面から注目が集まっています。政策課題は医療費抑制、焦眉の急は無保険者対策就任演説でオバマ大統領は、アメリカは危機に直面していると述べ、危機の指標として、戦争、経済、住宅、雇用問題に続けて「医療費が高すぎる」(ourhealthcareistoocostly)と指摘しました。そして、これらの指標に呼応する形でアメリカの再生を論じ、医療については「技術によって医療の質を上げ、コストを下げる」と述べ、さらに「...