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BMS ブレヤンジでグレード1、2、3Aの濾胞性リンパ腫の承認取得 全グレードに使用可能

公開日時 2024/08/19 04:50
ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMS)は8月16日、CAR-T細胞療法・ブレヤンジ静注(一般名:リソカブタゲン マラルユーセル)について、再発又は難治性の濾胞性リンパ腫(グレード1、2、3A)を対象とした適応追加承認を取得したと発表した。これで全てのグレードの濾胞性リンパ腫に対する治療に使うことが可能になった。

承認条件として、「緊急時に十分対応できる医療施設において、造血器悪性腫瘍及び造血幹細胞移植に関する十分な知識・経験を持つ医師のもとで、サイトカイン放出症候群の管理等の適切な対応がなされる体制下で本品を使用すること」との施設要件や医師要件が付いたほか、一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間、全症例を対象とした使用成績調査を行うことになった。

濾胞性リンパ腫は、びまん性リンパ節腫脹、骨髄病変、脾腫、及びその他の一般的ではない節外性病変を特徴とし、白血球の一種であるリンパ球のうち、Bリンパ球ががん化することで発症する。一般的に病状の進行が緩やかな低悪性度リンパ腫だが、再発を繰り返すことが多く難治性となり、治療を重ねるたびにPFSおよびOSが短くなると報告されている。特に、POD24(診断後24カ月以内に病勢進行が認められ、最初に濾胞性リンパ腫と診断されてから6カ月以内に治療を受けた患者)に該当するなど高リスクの患者の予後は不良で、治療選択肢は限られている。

国内では、濾胞性リンパ腫は悪性リンパ腫の中で、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)に次いで2番目に多く、年間約9400人が新たに濾胞性リンパ腫と診断されている。 
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