編集長沼田佳之ＭＲ認定制度創設から四半世紀を振り返りながら、これから求められるＭＲ像を探ってみたい。接待規制、COI、臨床研究不正に伴う広告監視モニターや販売情報提供活動ガイドラインの制定などＭＲを取り巻く環境は激変に次ぐ激変だった。近年は新型コロナの感染拡大に伴うＭＲ活動の完全停止やデジタルとＭＲを組み合わせたオムニチャネル型プロモーションの挑戦など、さらなるチャレンジが求められている。では、次の25年を見通すとＭＲはどう変わるのか。「患者中心」の医療実現に貢献するＭＲの未来像を大胆に予測してみたい。2025年のある日。ＭＲは担当医師から一つのメッセージを受ける。ある患者と家族から医師に相談があったとのこと。患者は、治療継続中の外来化学療法が安定しているので、来月から職場に復帰したいと希望...