大塚製薬 腎性貧血治療薬・バダデュスタットの共同開発終了 236億円の減損を22年第１四半期に計上
公開日時 2022/05/16 04:50
大塚製薬は５月13日、腎性貧血治療薬・バダデュスタット（一般名）について、米・アケビア・セラピューティクス・インクとの共同開発を終了すると発表した。大塚ホールディングスが同日発表した、2022年12月期第１四半期（１～３月）決算では、バダデュスタットについての減損損失として、235億8400万円を計上した。
同剤をめぐっては、両社が腎性貧血を対象に共同開発を進めていたが、米FDAから今年３月に今回の申請データでは承認できないとする旨の審査完了報告通知（CRL）を受理。内容を精査した結果、共同開発を終了するとともに、米・アケビア社とのグローバルライセンス契約も終了する。両社間では、米国について2016年12月、欧州その他地域対象については17年4月にグローバル契約を結んでいた。