アデュカヌマブめぐり提携契約変更
バイオジェン主導で商業化 エーザイはロイヤルティ受領へ
公開日時 2022/04/01 00:00
エーザイと米バイオジェンは3月15日、アルツハイマー病治療薬のアデュカヌマブはバイオジェン主導で、レカネマブは引き続きエーザイ主導で商業化すると発表した。両社はアデュカヌマブの提携契約を変更することで合意。これまではエーザイも研究開発費などを負担し、地域ごとに決められた率の利益を受領する「損益分配モデル」だったが、2023年1月1日以降、エーザイは費用負担せず、売上に応じたロイヤルティを受け取る「ロイヤルティモデル」に変更することになった。さらに、アデュカヌマブの意思決定及び商業化はバイオジェン単独で行うスキームに変更することになった。(神尾裕)レカネマブバイオジェンによる供給契約を10年に延長今回の契約変更により、エーザイは23年以降、アデュカヌマブの売上に応じた段階的なロイヤルティを受け...