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武田薬品 学生インターンシップでグローバル人財育成 データとデジタル活用でビジネス課題を解決

公開日時 2022/02/22 04:51
武田薬品は2月21日、データとデジタルの活用によるビジネス課題の解決に焦点を当てた学生インターンシッププログラム「タケダ・デジタル・アクセラレータプログラム」を始動させると発表した。グローバル人財育成の一環で、ファイナンス・人事・デジタルソリューションを社内の各部門に提供する管理部門で実践的なスキルを育成する。

プログラムは、ポーランドのウッチで先行して開始され、ビジネス・チャレンジの選考プロセスが進んでいる。今回のインターンシップは、国内の学生を対象に、初めて開催される。

国内の大学に在籍する学生から広く応募を募る。文系・理系や国籍は問わない。書類選考や面接を通して12人を選出する。グループでビジネス課題解決(ビジネス・チャレンジ)に向けた議論を深め、結果をプレゼンテーションで発表する。最終候補に選出された6人は、夏に予定される有給インターンシッププログラムへの参加する資格を得ることができる。

◎ビジネス・チャレンジでデータ&デジタル活用、英語力、リーダーシップなど総合力求める


ビジネス・チャレンジでは、ファイナンスやデータ&デジタル活用の知識や英語力だけでなく、発想力・企画力や、多様性のあるチームで力を発揮するリーダーシップなどを求められる総合力を問う。期間中には、ビジネス・インテリジェンスツールの活用やビジネス・プロセスの継続的な改善に関するトレーニングが提供され、人工知能(AI)や定型業務を自動化するロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)を身に付けることができる。また、メンター制度によるサポートも提供されるという。

応募者は、説明会(3月1日は英語、3月上旬は日本語で開催)を受け、応募する。ビジネス・チャレンジは5月の大型連休明けから8週間、有給インターンシッププログラムは7月から最大12か月間を予定する。

プログラムの国内展開を統括するタケダ ビジネス ソリューションズの図師康剛ジャパンヘッドは、「プログラムを通じて、参加される学生の皆さんが当社の最新の取り組みを共に経験し、データとデジタルの活用のスキルとグローバルマインドを身に付け、ご自身のキャリア構築へと活かしてもらいたい」とコメントを寄せている。

同社は、「グローバルな研究開発型のバイオ医薬品企業としてさらに成長していくために、自ら考え行動する自律型のタレントが、当社をさらに成長させていく力強い原動力となる」としており、この考えに基づいて人に投資を行っているという。インターンを実施する管理部門においては、デジタルケイパビリティ・改善スキルを高めるためのプログラムや、語学力を向上するためのプログラム、海外での短期アサイメントによるグローバルキャリアへのチャレンジ機会などを提供している。
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