22年度診療報酬改定「リフィル処方箋は譲れなかった」
財務大臣 鈴木 俊一 氏
公開日時 2022/02/01 00:00
グローバル市場で戦える製薬産業に財務大臣鈴木俊一氏鈴木俊一財務相は1月12日、本誌取材に応じ、2022年度予算編成の焦点となった次期診療報酬改定について、「医療改革もしかり、メリハリのある形になったのではないか」と振り返った。昨年12月22日の後藤厚労相との大臣折衝では、リフィル処方箋を導入することで決着した。日本医師会など導入への抵抗感も根強いが、鈴木財務相は、「リフィル処方箋は譲れなかった」と強調。コロナ禍で患者の受診行動が変化するなかで、長期処方を受ける患者の利便性向上など、リフィル処方箋を導入するメリットがあるとの見方を示した。2022年度診療報酬改定については昨年12月22日の大臣折衝で、プラス0.43%(国費300億円程度)の改定率とすることで決着した。このうち、看護の処遇改善の...