国内申請数は97 多くが22年上市へ
子宮頸がんに免疫療法、視覚障害に対するバイスペシフィック抗体など
公開日時 2022/01/01 00:00
ミクス編集部が製薬企業70社の国内フェーズ2以降の開発品を集計したところ、21年12月15日時点で申請中のプロジェクト数(以下、品目数)は速報値で97品目となった。最多はがん領域の23品目で、治療選択肢が限られる子宮頸がんに対する免疫療法や、KRASG12C変異を有する非小細胞肺がん(NSCLC)治療薬が注目されそうだ。がん以外では患者QOLの改善にとどまらず、家族の負担軽減も期待される視力改善を目指す新たな抗体製剤や、初の遅発性ジスキネジア治療薬、肥満症薬などが関心を集めそうだ。(神尾裕)製薬各社の公表資料やアンケート調査などをもとに国内P2以降の開発品を集計した結果、約760品目あった。新薬の審査期間は中央値で約10カ月のため、現在申請中の品目の多くが22年中に承認されるとみられる。申請...