大鵬薬品 アブラキサン点滴静注用100mg12月中旬まで供給継続可能に 出荷調整は継続
公開日時 2021/10/13 04:50
大鵬薬品は10月12日、抗悪性腫瘍薬・アブラキサン点滴静注用100mgについて、12月中旬頃まで製品の供給を継続できる見通しが立ったと医療関係者に周知した。同剤をめぐっては9月2日に、10月中旬に一時出荷停止になる可能性があると公表していた。ただ、米ブリストルマイヤーズスクイブ(BMS)の協力による海外在庫の調整と出荷調整で、供給継続の目途が立ったとしている。
同社は安定供給できるよう、BMSと密に連携を取り、年内をめどとする製造拠点の再稼働に向けた準備や、海外製品の確保に向けた対応などを進めていると説明。そのうえで、「安定供給が軌道に乗るま での間、引き続き代理店・販売会社への出荷調整を継続させていただきます。また、必要な患者様へ の優先的使用等にご理解・ご協力いただきますよう、重ねてお願い申し上げます」としている。