岡山大鵬薬品 5-HT3受容体拮抗型制吐剤・アロキシのAGを発売
公開日時 2021/09/08 04:50
岡山大鵬薬品 (本社:岡山県備前市)は9月7日、「パロノセトロン静注 0.75mg/5mL「タイホウ」」と「パロノセトロン点滴静注バッグ 0.75mg/50mL「タイホウ」」を発売した。大鵬薬品が製造販売している5-HT3受容体拮抗型制吐剤・「アロキシ静注0.75mg」と「アロキシ点滴静注バッグ 0.75mg」のオーソライズドジェネリック(AG)。アロキシの後発品は同剤が初めて。
同社では、アロキシの販売を通じ、大鵬薬品が蓄積してきた有効性、安全性に関する情報も生かしていく考えで、発売には大鵬薬品の物流ルートを使用する。ヘルシングループ(本社:スイス ルガーノ)からのライセンスを受け、処方や原薬・添加物、製剤の製造所・製造工程、それに個装ケース等包材の材質、入り目や寸法などが先発品と同一となっている。
効能効果は、「抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状(悪心、嘔吐)(遅発期を含む)」。通常、成人にはパロノセトロンとして0.75mgを1日1回静注又は点滴静注する。薬価は、静注製剤が5349円、点滴静注製剤が5472円。