武田薬品 短腸症候群治療薬・レベスティブを発売
公開日時 2021/08/19 04:50
武田薬品は8月18日、短腸症候群(SBS)治療薬「レベスティブ皮下注用3.8mg」を発売した。SBS患者の腸管順応を促進することを目的に開発された世界初の治療薬。
レベスティブに含まれる成分のテデュグルチドは、天然型GLP-2よりも長く腸管へ作用する組換えヒトGLP-2アナログ。小児および成人SBS患者における腸管吸収機能の改善を促す。同剤は未承認薬・適応外薬検討会議において医療上の必要性が高い薬剤と判断され、厚労省から開発を要請された。希少疾病用医薬品の指定(2014年11月20日付)を経て、21年6月23日に製造販売承認を取得した。なお、海外では欧米諸国を含む世界40か国以上で販売許可を取得している。
カッコ内は成分名、製造販売元。
▽レベスティブ皮下注用3.8mg(テデュグルチド(遺伝子組換え、武田薬品)
薬効分類:249 その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む)(注射薬)
効能・効果:短腸症候群
薬価:3.8mg1瓶(溶解液付) 79,302円
市場予測(ピーク時5年後):投与患者数257人、販売金額60億円