武田薬品 厚労省、モデルナ社と新型コロナワクチン5000万回接種分を追加輸入・供給で合意
公開日時 2021/07/21 04:51
武田薬品は7月20日、モデルナ社および厚労省との間で、同社の新型コロナウイルス感染症ワクチン5000万回接種分を追加輸入・供給することで合意したと発表した。2022年初頭に輸入し、日本国内に供給する。今回の合意には、モデルナ社が開発している変異株に対応するワクチンや追加接種に用いるワクチンについて、厚労省から製造販売承認が得られた場合を想定した国内供給分も含まれている。
モデルナ製の「COVID-19ワクチンモデルナ筋注」については、厚労省、武田薬品、モデルナの3者間契約を締結し、すでに5000万回接種分の供給を行っている。今回の新たな3社合意により、新たに5000万回接種分の輸入・供給が可能となり、ワクチンの供給量は1億回接種分となる。
武田薬品は今回の追加契約の業績予想に与える影響について、「ワクチンの供給開始時期に依る。2021年度の業績予想については、その他の要因も踏まえ、適切な時期に必要に応じて見直したい」とコメントしている。