東京オリンピック 製薬・ヘルスケア業界からもアスリートが出場
公開日時 2021/07/20 04:50
東京オリンピックが7月23日、開会式を迎える。ミクス編集部が日本オリンピック委員会の選手名簿を確認したところ、製薬・ヘルスケア業界からは、オリンピックに14人選手が参加予定だ。女子ホッケー代表でグラクソ・スミスクライン(GSK)所属の狐塚美樹選手は、「開催を信じて努力してきた。精一杯プレイしたい」と力を込める。
狐塚選手は、同社の工場がある栃木県日光市の出身で、地元の今市高校を卒業後に入社した。東京大会には、業務委託社員としてホッケーに専念しているなかで選出。日本代表チーム「さくらジャパン」のメンバーに名を連ねた。
ミクス編集部の取材に対し、「自分の好きなことをさせていただける環境があること、この環境を当たり前だと思わず、常に感謝の気持ちを持ってホッケーに取り組んでいる」とコメント。今大会は、開催が一年延期されるというイレギュラーな状況で、自粛期間が長く、思うように練習できない日も多くあったというが、「オリンピックが開催されることだけを信じて、1年前よりレベルアップした自分になれるよう努力してきた」と力を込める。このため、「大会の開催が難しい状況でも、このようにオリンピックが開催されることに感謝の意を込めて精一杯プレイしたい」とコメント。特に、持ち味である「攻守において積極的に前に出てプレイするところ」に注目してほしいと話している。
狐塚選手が出場するさくらジャパンは、7月25日に初戦を迎える。日本ホッケー協会によると、日本代表チームは現在世界ランキング13位。予選は、同2位のアルゼンチンや同4位のオーストラリアなどと同じグループBで、総当たりのリーグ戦を行う。その順位に基づいた順位決定戦は、8月2日から行われる予定だ。
ミクス編集部が、選手名簿で製薬・ヘルスケア業界からの参加選手を確認したところ、所属別の最多は旭化成の5人。柔道や陸上の長距離種目、競歩に参加する。いずれも男子選手で、特に柔道73キロ級の大野将平選手は前・リオ大会の金メダリストだ。またバレーボール女子には、久光製薬の女子バレーボールチーム・久光スプリングス所属の石井優希選手や、日本たばこ産業の女子バレーボールチーム・JTマーヴェラス所属の4選手が出場。このほか、活躍が期待されるバドミントンには、女子シングルスに再春館製薬所所属の山口茜選手が参加する。
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