インタラクティブソリューションズ リモート面談時の会話をAIが解析 資材を画面表示する機能を開発
公開日時 2021/07/19 04:50
インタラクティブソリューションズは7月16日、MRと医師とのリモート面談時に、AIが会話(音声)の内容を解析し、それに相応しい資材をオンライン画面に表示させる機能を開発したと発表した。音声認識・レコメンド検索機能というもので、同社の営業支援ソリューションの「Interactive-Pro」に搭載する。この機能を活用することで顧客である医師など医療従事者に瞬時に資料を画面上に提示し、MRによるリモート面談における対話をより充実させると期待している。
同社が開発した「音声認識・レコメンド検索機能」は、10万ページに及ぶ営業資材の中から、音声(口頭)によって目的に近いページを瞬時に候補順でレコメンド表示できるというもの。MRはキーボード等の操作をせず、音声のみで目的とする情報を迅速かつ高精度で検索できる。
具体的な利用シーンとしては、利用者の会話を音声認識し、瞬時に必要なキーワードを切り出し、適切な検索キーワード例を提示するというもの。同意語も適切な言葉に置きかえる機能を有している。また、音声認識でアウトプットされる資材は、1ページ単位で最適な候補順に検索結果を表示するため、MRが医師との会話の中で適切なページを選択、表示できる。
同社によると、「リアル面談で資料を即座に提示するのはもちろん、リモート時もリモート共有機能を用いて顧客側の画面に表示可能」と強調。その場で即座にメール送信することも可能とした。さらに、オフラインで利用可能なため、電波環境を気にせず、素早い検索ができるとした。このほか営業活動記録による営業ビッグデータの作成支援にも役立つとしている。