オンライン資格確認がデータヘルスの基盤となる
災害時の薬剤確認や重複投薬等の発見に発展も
公開日時 2021/04/01 00:00
患者は医療機関の受診時に、受付窓口に設置したカードリーダーにマイナンバーカードを置くだけで、本人確認が瞬時にできるようになる。オンライン資格確認の実施により、医療機関にとって事務の手間が減り、資格過誤によるレセプト返戻も減る。一方で患者も限度額認定証を持参しなくても手続きがスムーズに行える。「なんだそれだけ?」と思うかもしれないが、話しはここから。患者はこのシステムを使って特定健診や薬剤情報(21年10月から)を閲覧できる。さらに患者の意思確認を前提に、薬剤師等の有資格者が情報を見ることもできる。すなわち、オンライン資格確認は、今後のデータヘルスの基盤となるものなのだ。(沼田佳之)【お知らせ】「オンライン資格確認」の本格運用は、当初予定していた3月下旬から「10月まで」に変更することが厚労省...